けんか七夕作り

けんか七夕昼

けんか七夕 あざふ

けんか七夕山車のまわりには「あざふ」と呼ばれる和薄紙に色をつけたものをさげた竹の飾りが四方を飾ります。「あざふ」(和薄紙に色をつけたもの)を三角に折り、こよりをはりつけ、紙テープで竹に巻きつけあざふかざりを作ります。

昔は小、中学生が集会場や神社、お寺に夕食後集まり「あざふ」にカラフルに色をつけたり、乾いたあざふを折ったりしました。(12,000枚以上)最近は子供も少なく、忙しいので、各家庭で折ってもらっているようです。リーダーは青年部。「あざふ折り

あざふ折りと同時にこよりをよる作業もあります。丈夫でうすい紙を細く切り、一枚、一本ずつこよりに作り、百本づつ束にしておきます。現在上八日町と荒町はこよりを使わず、あざふを直接竹ひごに紙テープで巻きつけるそうです。「こよりをよる

けんか七夕 みす巻き

折ったあざふにこよりを貼り付けならべて乾かします。広い集会場や神社、お寺の本堂での作業になりました。高学年の男子は竹ひごに紙テープを巻きながら等間隔にあざふのこよりをはさんで巻きつけていきます。「みす巻き

昔は竹かごを作る専門の家があり、そこで竹を裂き、細い竹ひごにしてもっていました。
現在は長さ7尺(2.1メートル)のたけひごを2本つなげて13尺(3.9メートル)に紙テープを巻きながらしあげます。

幅5ミリ位のたけひごにあざふを14枚から16枚、その年のデザインどうりに色を変え白やブルーの紙テープでまきつけます。巻き始めと終わりはのりでつけます。このみす巻きの作業も現在ではお母さん達が交替で集会場に集まりクルクルと上手に巻いています。「あざふ飾り

このあざふかざりを750本くらいつくり七夕山車の側面4面を飾ります。山車の上に竹で編んだものをまわし、そこに竹ひごをはさんでたらす仕組みです。私達が子供の頃はあざふ飾りの竹ひごをくくり付ける3尺(0.9メートル)くらいの幅のものがあったような気がしますが、、、。

現在ではけんか七夕が終わった後で、あざふ飾りをほどき竹ひごを翌年又使える状態にして一年間保存しているそうです。エコ七夕です。昔はあざふ飾りを2.3本クルクル巻いて輪にしたものを各家庭に配ったものです。

七夕山車の上部の飾りは昔は椿の木でした。温暖な気候の陸前高田は椿の花で有名です。山のあちこちに椿の木があり、1メートル程の長さに枝を切ってきて七夕の飾りにしました。枝には大輪の花を作って飾ったものです。

現在は椿の枝を使う町は上八日町のみになり、鉄砲町、下八日町、荒町は椿の枝を少し使ったり、花を造って飾りつけているようです。このページのトップの写真は鉄砲町の山車で正面は花の飾りをつけ側面は椿の枝を飾り、このページ下の上八日町の山車の写真は椿の枝を挿しているのがわかります。

七夕飾りの前後の四隅には大きなぼんぼりに吹流しをつけたものをたらして、優雅さも競います。これは仙台の七夕飾りに共通するものでしょう。昔はどうだったかあまり記憶に残っていません。

前後の飾りや脇の飾りは最近はきれいに仕上げているので、デザインは大人の作業でしょうか?一昨年久しぶりに見たけんか七夕の飾りは、仙台の七夕飾りの影響や青森のねぶたの飾りの影響も受けているように感じられます。

気仙大工の棟梁で七夕の台組みの差配をしている人に聞くと「若い人達に参加してもらうには若い人達の意見も聞き、伝統だけにこだわらず自由に飾りつけを考えさせることも大事なので」と話しておられました。伝統を守りながら後継者を育てる、参加させることの難しさが感じられます。

けんか七夕 土台

けんか七夕土台

けんか七夕山車の中心には樹齢50年以上、長さ40〜45尺(12〜13.5メートル)の杉の舵棒がとおっていますが、この梶棒をくくりつけているのは直径3〜5センチの藤蔓です。毎年7月下旬には山に藤蔓を切り出しに若者が総出で出かけます。「藤切り」(2008年は7月27日日曜日)

切り出した藤蔓は川の水に漬けておきます。「台造り」の日は山車の土台に巻きつけ、舵棒をウインチを使い、ギリギリとよりをかけて固定します。土台は5尺5寸(1.65メートル)四方で高さは4メートル程にもなります。(町によって多少の大きさの違いがあります。)

水に漬けておいた藤蔓は乾燥すると締まって、けんか七夕の山車同士がどんなにはげしくぶつかりあっても緩むことがありません。

藤巻き」この作業は気仙大工の腕の見せ所です。「先輩から後輩へと受け継ぐ技で、図面にも、文章でも書ききれないものです」と棟梁が言っておられました。

最近各町内の世話役が集まり舵棒の長さを一定にしてけんか七夕の時の不公平さをなくすようにしたそうです。以前鉄砲町は台も舵棒も超大きな山車を作ってけんか七夕を勝ち続け、不評をかったことがあったそうです。

車輪は直径2尺6寸(78センチ)幅8寸(24センチ)の太い欅の丸太です。町内で多少の差があります。やはり丸太の車軸にとおし、油をひきながらギーギーと進みます。

けんか七夕 太鼓

けんか七夕当日の朝山車に「桶太鼓」(地元では鋲太鼓と呼んでいます)と「締め太鼓」を3〜4個しっかりとくくりつけます。けんか七夕には無くてはならない太鼓です。「けんか七夕太鼓」には伝統のリズムがあり伝承していくために全国太鼓フェステバルを開き20年にもなります。

けんか七夕太鼓をたたくバチは1尺2寸(36センチ)の桐の丸い棒です。太鼓に当たる部分は音の響きを良くするため火で焼いてこがしています。

以前は夜のけんか七夕のぶつかり合いでわざわざ太鼓を狙ってぶつける町もあり太鼓をこわされたそうです。そのため夜は粗末な太鼓に取替えて戦いにのぞんだとか、、、。

けんか七夕 上

けんか七夕短冊

けんか七夕の上部はあざふ飾りの上を椿の枝や紙で作った大輪の花で飾り、〆ます。そして町の名前を大きく表示し「わが町が一番」の意気をみせます。上に乗っている子は電線除けの役と、竹に赤、黄、紫の短冊をつけた笹竹を掲げる役です。

けんか七夕の時は短冊のついた笹竹をふったり、たたいたり、上に乗っている笹竹同士でも戦います。

けんか七夕 ロープ

七夕を引く綱の長さは最近はどの町も200メートル(これも話し合いで決めた)で舵棒に巻きつけひっぱってもほどけないように縛ります。昼は引き手も少ないので短くし、(舵棒に巻いて長さを調節)夜のけんか七夕の際は最長にたらし、見に来ている人達も参加できるような長さにしています。

一昨年けんか七夕を引っ張りましたが新しいきれいなロープになっていました。昔は古い油でよごれたロープを使っていた所もあり、けんかの際切れたこともありました。切れると「ドドッツ」と全員が倒れこむので危険でした。

サイトMENU

サイトMENU

Copyright (C) 2008 けんか七夕. All Rights Reserved.